仕上がりを見たお客様に「思ってたのと違う」と言われてしまう。それが何回か続くと、カウンセリングが少し怖くなりますよね。
でも、これは技術の問題というより、「期待のズレ」が原因のことが多いんです。
同じ仕上がりでも、お客様の期待が高すぎれば「違う」になり、期待と揃っていれば「ちょうどいい」になります。
そして、この期待を合わせるところには、ちゃんと「型」があります。カウンセリングの順番、施術前の一言、施術中のチェック、仕上がり後の一言。この記事では、その4つをまとめてお伝えします。
仲間のアイリストとして、明日からそのまま使える形で整理してみますね。
「違う」は技術より「期待のズレ」から起きる
丁寧に施術したのに「違う」と言われると、何が悪かったのか見ずモヤモヤします。
でも実は、丁寧さを上げることよりも、施術の前と途中で「見えている景色」を揃えるほうが、ズレは減りやすいんです。
迷ったときは、次の2つができているかで考えると整理しやすいです。
1つは「施術前に、できることとできないことの両方を伝えたか」。
もう1つは「施術の途中に、認識を合わせるタイミングを作ったか」です。
この2つが抜けていると、どんなに仕上がりがきれいでも「違う」が出やすくなります。
カウンセリングは「顔→目→デザイン」の順番で
デザインの話から始めると、顔や目とのバランスを見ないまま進みやすくなります。
順番を「顔→目→デザイン」にするだけで、ズレはぐっと減ります。
1. 顔型と、もともとの雰囲気を見る
画像を見せる前に「今日はお客様の雰囲気に合うデザインにしたいです」と一言添えると、画像選びの視点が変わります。
2. 目の形と「避けたい見え方」を聞く
「重たくしたくない」「上まぶたを押したくない」という“避けたい”を聞くだけで、デザインの幅がしぼれます。
3. デザインと「仕上がりの量」を数字で揃える
丸い目・大きめの目は、長さを出しすぎると重く見えやすいので「今回はこの長さまで」と伝えると安心です。
細長の目は、中央に長さを集めると丸みが出せます。本数・長さ・カールを「数字」で揃えると、後からの「思ったより濃い・薄い」が防げます。
施術前に伝える、3つの一言
期待を合わせる一言は、施術前に言うのがいちばん効きます。仕上がってから言うと、もう手遅れになりやすいからです。
「見本と同じにはなりません」
見本は、その人の目の形やまつげの状態で見え方が変わります。これを先に伝えるだけで、見本との差に動揺されにくくなります。
「最初の1〜2日はチクチクすることがあります」
馴染むまで少しチクチクすることがある、と先に伝えると、「失敗されたのかな」と思われにくくなります。
「今日だけは、この点に気をつけてくださいね」
ケアは「今日だけ」に絞ると守ってもらいやすいです。あれもこれもと伝えると、どれを守ればいいか分からなくなります。
施術中の「3回チェック」でズレを途中で直す
クレームの多くは「終わってから言われる」ものです。だからこそ、途中で合わせるタイミングを作っておくと安心です。
1回目:片目が仕上がった時点
「この感じで、もう片方も進めて大丈夫ですか」と聞きます。ここで「もう少し長く」「もう少し軽く」が言えると、大きくはズレません。
2回目:両目のポイントができた時点
「今このぐらいです。この雰囲気で進めて大丈夫ですか」と、いったん見てもらいます。
3回目:仕上がりの直前
「あと少しで仕上がりです。ここをこうしたい、はありますか」と、最後の調整チャンスを作ります。
この3回があるだけで、「途中で言えばよかった」という後からのクレームは、かなり減ります。
仕上がり後は、長い説明より「一言」
仕上がり後の長い説明は、かえって言い訳に聞こえてしまうことがあります。
代わりに、短い一言を添えるのがおすすめです。
「今日から2〜3日で雰囲気が馴染んできますよ」。これだけで、直後の違和感が「違う」になりにくくなります。
「気になるところがあれば、3日以内にLINEで教えてくださいね」。連絡先を伝えておくと、口コミに書かれる前に相談してもらいやすくなります。
やってしまいがちなNGパターン
最後に、「違う」を生みやすい動き方を整理します。
- 仕上がってから「これはそういうものです」と説明する
- 見本画像を「これがそのまま付きます」と思わせてしまう
- 「いつもと同じで」を、数字で確認せずに進める
- ケアをたくさん伝えて、どれを守ればいいか分からなくする
- 仕上がりを見せるのが最後の1回だけになっている
同じ言葉でも、施術前に言うのと仕上がり後に言うのとでは、受け取り方がまるで違います。伝える側は「毎回同じことを」と思っても、お客様にとっては初めて聞く一言です。
よくある質問
カウンセリングの時間が短いサロンでもできますか?
はい。今回の型は、時間を増やすより「順番」と「一言」を決めておくものなので、短い時間でも回せます。
リピートのお客様にも必要ですか?
「いつもと同じで」のときこそ、数字でいちど確認すると安心です。前回より少し変えたい本音が出てくることもあります。
見本画像はどう使うのがいいですか?
「近いもの」と「避けたいもの」をセットで見せると、認識が揃いやすくなります。同じ条件で並んだ画像だと、デザインの違いだけが伝わります。
まとめ
「思ってたのと違う」は、技術より「期待のズレ」から起きます。
カウンセリングは「顔→目→デザイン」の順番で、施術前に3つの一言を伝え、施術中に3回見てもらう。この型を回すだけで、後からの「違う」はかなり防げます。
今日はまず、明日の施術で「片目で一度見せるタイミング」を作るところから始めてみてください。
カウンセリングをもう一段ラクにしたいサロンへ
■ カウンセリングコンテンツ
カウンセリングシート・ヒアリング項目・提案フローのテンプレ集です。「思ってたのと違う」を防ぐ一言や、顔型・目の形別の提案フローも含みます。
■ AIまつげ画像(4〜6枚セット 4,980円)
デザインの「近い・避けたい」を見せる比較画像にそのまま使える高画質画像です。1画像3オーナー限定なので、近隣のサロンとほぼかぶりません。
■ ホットペッパー攻略コンテンツ
HPBの順位・口コミ・写真・クーポン・メニュー設計を体系的に学べるコンテンツです。
■ サロンマネジメントコンテンツ
集客だけでなく、経営やスタッフとの関わり方にも悩んでいるオーナー向けのコンテンツです。
▶ この分野を基本から整理したい方は「マツエク・まつげパーマのカウンセリングシートの作り方【無料テンプレ】記入項目10と運用のコツ」もどうぞ。