施術前に「こう仕上がります」と見本を見せても、仕上がったときに「あれ、こんなはずじゃなかった」と言われてしまう。そんなアイリストは多いと思います。
業界では、施術前の見本と仕上がりの「ずれ」の原因の多くは、見本を「完成形」として見せてしまうことだと言われています。
見本は「このタイプの雰囲気」を伝えるものとして見せて、「あなたの仕上がりはこの見本をベースに、ココをこう調整したもの」とずらしを説明すると、「思ったのと違う」が減ると言われています。
SERP上位の記事は「見本を並べて選ばせるコツ」が多い印象です。この記事では「見本を『ベース』として見せる」話し方に絞ってお伝えします。
仲間のアイリストとして、ズレを防ぐ施術前の話し方を一緒に見ていきましょう。
見本を「完成形」として見せてしまうのが原因
多くのアイリストが見落としているのは、見本を見せるときに「こう仕上がります」と言うと、お客様は「その画像と同じになる」と思うということだと言われています。
けれど実際には、見本のモデルとお客様では、目の形・人下の長さ・まつの生え方・メイクが違います。同じデザインをしても、見た目は違うと言われています。
判断の軸は2つです。
- 見本を見せるときに「ベース」という言葉を使っているか
- 「あなたの場合はこうなります」とカスタマイズを言葉で伝えているか
この2つがあるだけで、「見本と同じになる」という誤解はずいぶん防げると言われています。
「ベース」と「あなたの場合」を伝える
見本を見せるときに、次の2つの言葉をセットで伝えるとよいと言われています。
「これをベースに考えます」
「見本と同じ」ではなく、「見本をベースに調整する」と言うと、お客様は「ピッタリ同じではない」と理解しやすいとされています。
「あなたの目だとこうなります」
見本とキャストマイズの違いを、例えば次のように一言で伝えると、ズレは小さくなると言われています。
- 「見本よりも ちょっとカールが控えめに見えるかも」
- 「見本よりも、雰囲気はちょっとナチュラルによるかも」
- 「見本よりも、本数が多めに見えるかも」
「見本よりも、キャストマイズしたところ」だけ一言伝えると、お客様は仕上がりを「見本との差」で見るのではなく、「見本を調整した仕上がり」として見やすくなると言われています。
見本を 複数見せるときのコツ
見本を複数見せるときは、これも一言添えると乗り換えやすいと言われています。
- 「これとこれ、どちらが近いですか」
- 「この3枚の中で、一番近いイメージはどれですか」
- 「逆に、これだけは避けたいというものはありますか」
見本を見せて「これでOK?」で話を進めると、お客様が少し不安を抑え込んだままになることがあると言われています。「ちゃんと近い」「避けたい」を言わせる一言を添えると、本音が出てきやすいと言われています。
やってしまいがちなNGパターン
施術前の見本で逆効果になりやすいやり方を先に共有します。
- 見本を見せて「こう仕上がります」と言い切る
- 「ベース」と言わずに「同じデザインで進めます」とだけ伝える
- キャストマイズを言葉で伝えず、勝手に調整して「そうだと思った」とズレさせる
- 見本とモデルの顔だちを見て、自分の顔と違うと不安にさせる
- 選ばれた見本だけを保存して、仕上がりと見返させない
特に多いのが、見本を見せて「こう仕上がります」と言い切ってしまうことです。一言を「ベースに、あなたの場合はこう」と言うだけで、ズレの選象はずいぶん違うと言われています。
仕上がり後に仕上がりと見本を並べて見せて、「ここが調整したところです」と一言伝えると、「ちゃんと考えてくれた」と伝わりやすいと言われています。
まとめ
施術前の見本の見せ方コツは、「見本と同じになります」と言わず、「ベースにして、あなたの場合はこう調整します」と一言伝えることです。これだけで、「思ったのと違う」と言われることはずいぶん減ると言われています。
今日まず1つやることは、明日の初回で見本を見せるときに、「これをベースに考えます」という一言を必ず伝えることです。
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