ホットペッパービューティーの請求を見て、「掲載料、思っていたより高いな」と感じたことはありませんか。
毎月それなりの掲載料がかかっているのに、予約の数が思うように伸びないと、「これ、続けていて大丈夫かな」と不安になりますよね。かといって、新規のお客様の入り口がホットペッパー頼みになっているサロンにとって、掲載をやめるのは怖い。そんな板挟みのアイリストさんは多いです。
この記事では、掲載料が高いと感じたときに、いきなりプランを上げたり下げたりする前に見てほしいことを、順番に整理します。合言葉は「同じ掲載料のままで、予約に変わる確率を上げる」です。
ホットペッパービューティーの掲載料は、どう決まっているの?
まず、掲載料の仕組みをざっくり知っておくと、見直しの判断がしやすくなります。
ホットペッパービューティーの掲載料は、公式には具体的な金額が公開されていません。エリア(都心か地方か、駅前か郊外か)と、契約するプランによって金額が変わる仕組みで、同じプラン名でも地域が違えば料金は同じとは限りません。
ですから、ネットで見かける「月額いくら」という金額表は、あくまで一例と考えておくのが安全です。正確な金額は、担当営業さんに自分のエリアの条件で確認するのがいちばん確実ですね。
仕組みとして押さえておきたいのは、次の3点です。
- プランは複数の段階に分かれていて、上位プランほど検索一覧で上の方に表示されやすくなる
- 月々の掲載料とは別に、ネット予約の売上に応じた手数料がかかる
- 契約は半年や1年など期間単位が一般的で、期間によって条件が変わることがある
つまり掲載料は、「検索一覧での枠の大きさ・位置」を買っているイメージです。
ここで大事なのは、枠を大きくしても、中身(写真・クーポン・口コミ)が弱いと、見てもらえても予約まで進みにくいということ。掲載料の見直しは、この「枠」と「中身」を分けて考えるところから始まります。
掲載料が「高い」かどうかは、金額ではなく費用対効果で決まる
「掲載料が高い」と感じたとき、実は金額そのものよりも先に確認したい数字があります。それは、ホットペッパー経由の新規のお客様が、いくらの売上を作ってくれているかです。
判断の目安はシンプルです。
- ホットペッパー経由の新規売上が、掲載料と同じくらい → まずは現状維持で、中身の改善を
- 新規売上が掲載料の2〜3倍 → 費用対効果としては良い状態。掲載は「高い」のではなく「働いている」
- 新規売上が掲載料を下回っている → プランや中身の見直しを急ぎたいサイン
たとえば、新規のお客様の平均単価が6,000円で、ホットペッパー経由の新規が月に10名なら、その月の新規売上は6万円。さらに、そのうち4名が翌月もリピートしてくださったら、2か月目には2万4,000円が上乗せされます。掲載料は「初回来店の売上」だけでなく、そこから生まれるリピートの売上まで含めて回収していくもの、と考えると実態に近くなります。
反対に、支払っている側の金額も、月々の掲載料だけで見ないことが大切です。ネット予約の売上に応じた手数料も合わせた「トータルの支払い」と、新規+リピートの売上を並べて比べる。ここまでやって、はじめて高い・安いの判断ができます。
この計算をせずに「請求額の印象」だけで判断すると、実は元が取れている掲載を削ってしまったり、逆に赤字の掲載を惰性で続けてしまったりします。月に一度、予約台帳と管理画面を見ながら10分で計算する習慣をつけるだけで、掲載料への不安はかなり軽くなりますよ。
計算のくわしい手順や、2〜3倍を目指すための整え方は、ホットペッパーの費用対効果を見直す方法|新規の売上で元は取れている?で、順を追って解説しています。まず自分のサロンの数字を出してみたい方は、こちらから読んでみてくださいね。
プランを上げる前に見直したい5つのこと
費用対効果を確認して「もう少し予約に変えたい」となったとき、プランを上げてお金を足すよりも先に、今の掲載で「選ばれる率」を上げるほうが効くことが多いです。
同じ枠でも、開いてもらえて予約まで進む割合が上がれば、掲載料の感じ方はまったく変わります。見直したいポイントは、次の5つです。
1. 写真|一覧で「開いてもらえるか」を決める入り口
検索一覧でまず目に入るのは写真です。ここがぼやけていたり、他店と似た雰囲気だと、そもそもページを開いてもらえません。
チェックしたいのは、「自分が撮りたい写真」ではなく「お客様が見たい写真」になっているかどうか。目元のアップばかりで仕上がりの雰囲気が伝わらない、照明が暗い、加工が強すぎて不自然、といったつまずきはとても多いです。
撮影が苦手だったり、自分のサロンで撮れる枚数に限りがある場合は、無料素材に頼りたくなりますが、他のサロンと同じ画像がかぶってしまい、一覧で埋もれる原因になることがあります。「撮るのが難しい」「でも他店とかぶりたくない」というときは、まつげサロン向けに用意された画像素材を組み合わせる、という選び方もあります。
お客様目線での具体的な直し方は、ホットペッパーの写真をお客様目線で見直すポイントにまとめています。
なお、「写真はもう差し替えたのに反応が変わらない」という場合は、写真以外の要素が引っかかっていることもあります。そのときはHPBで写真を変えても予約が増えない理由と見直しチェックリストを先に確認してみてください。
2. クーポン|「迷わせない」組み方になっているか
ページを開いてもらえても、クーポンで迷わせてしまうと予約は止まります。数が多すぎて選べない、名前を読んでも違いが分からない、どれが一番お得か分からない。この状態だと、迷ったお客様はそっと離れていきます。
見直すときは、新規向け・リピーター向けの役割を分けて、「初めての方はまずこれ」が一目で分かる並びにすること。そして、クーポン名は割引率よりも「誰向けの、どんな内容か」が伝わる言葉にすることです。この2つだけでも、反応は変わりやすいです。組み方の考え方はホットペッパーのクーポンが選ばれにくいときに見直したい組み方で解説しています。
3. 口コミ|「最近も選ばれているサロン」に見えるか
口コミは件数の多さよりも、「最近のものが続いているか」が見られやすいポイントです。件数がそれなりにあっても、最新の投稿が数か月前で止まっていると、お客様の中に「今はどうなんだろう」という迷いが残ります。
施術後にひと言お願いする流れを無理のない範囲で作っておくと、自然とたまっていきます。声のかけ方やタイミングは、ホットペッパーの口コミがなかなか増えないときに試してみたいことが参考になります。
4. 検索での見つかりやすさ|枠の大きさ以外にもできることがある
「上位プランじゃないと見つけてもらえない」と思われがちですが、プラン以外にも、検索で見つけてもらいやすくするための整え方はあります。
サロン名やキャッチコピーにお客様が探す言葉が入っているか、こだわり条件の設定が埋まっているか、掲載情報が最新に保たれているか。地味な部分ですが、ここが空欄だらけだと、せっかくの掲載枠がもったいない状態になります。具体的な手順はホットペッパーで見つけてもらいやすくなる5つの整え方をどうぞ。
5. 予約までの流れ全体|どこで止まっているかを特定する
最後に、一覧→ページ閲覧→クーポン→予約、という流れのどこでお客様が止まっているかを見ます。
管理画面でアクセス数と予約数をながめると、「見られているのに予約されない」のか「そもそも見られていない」のかが分かります。前者なら中身(写真・クーポン・口コミ)、後者なら見つかりやすさやプランが課題、と切り分けられるんですね。
この切り分けの手順は、ホットペッパーで予約が伸びないときに、まず見直したい5つのことでステップ形式にまとめています。
見直す順番|「料金」を動かすか「中身」を直すか
では、料金(プラン)を動かすべきか、中身を直すべきか。迷ったときは、2つのことで考えると決めやすいです。
1つは「自分のエリアに、同じようなまつげサロンがどれくらいあるか」。もう1つは「今の予約が、安定しているか・波が大きいか」です。
エリアにライバルが多くて予約も不安定なら、プランを動かす前に、まず写真・クーポン・口コミの中身を整えるのが先。ここが弱いままプランだけ上げても、大きな枠で「選ばれない状態」を見せることになってしまいます。
逆に、中身はしっかり整っていて、表示される位置だけが課題なら、プランの調整を検討する価値があります。その場合も、先ほどの費用対効果の計算とセットで、「プランを上げた分を回収できる新規数」を先に見積もっておくと安心です。
順番としては、こうなります。
- ステップ1:費用対効果を計算する(新規売上が掲載料の何倍か)
- ステップ2:写真・クーポン・口コミ・掲載情報の中身を整える
- ステップ3:数週間ようすを見て、数字の変化を確認する
- ステップ4:それでも「見られていない」ことが課題ならプランを検討する
やってしまいがちなのが、予約が減った月にあわててプランを上げて、写真は前のまま、クーポンも見直さずに枠だけ大きくする、という動き方です。これだと、掲載料は増えたのに手応えがない、という残念な結果になりやすいです。
もうひとつ気をつけたいのが、季節の波です。まつげサロンの予約には、卒入学や連休前に増えて、その反動で落ち着く月がある、といった波がどうしてもあります。たまたま静かな月の数字だけを見て「掲載料が高い」と判断すると、判断を誤りやすいです。できれば3か月くらいの平均でながめて、波なのか、傾向として下がっているのかを見分けてくださいね。
まずは中身、それからプラン。この順番だけ覚えておいてくださいね。
ホットペッパービューティーの掲載料に関するよくある質問
掲載料が高いと感じたら、すぐに解約したほうがいい?
あわてて解約する前に、新規のお客様がどこから来ているかを一度ながめてみてください。入り口がホットペッパー中心なら、掲載をやめると新規の流れそのものが細ってしまいます。
まずは費用対効果を計算して、掲載料に見合う新規売上があるかを確認する。そのうえで中身を整えて「同じ掲載料で予約を増やす」余地を試すのが、リスクの少ない順番です。
プランを上げれば予約は増える?
枠が大きくなると見られる機会は増えますが、写真やクーポンが弱いと予約までは進みにくいです。中身を整えてから検討すると、同じお金でも手応えが変わりやすくなります。
掲載料の正確な金額はどこで分かる?
ホットペッパービューティーの掲載料金は公式サイトでは公開されておらず、エリアとプランによって変わります。自分のサロンの条件での金額は、営業担当への問い合わせで確認するのが確実です。ネット上の金額情報は目安程度に見ておくのがおすすめです。
プランの見直しは、いつ考えればいい?
契約は期間単位が一般的なので、更新のタイミングが一番の見直しどきです。更新月があわただしくならないように、その1〜2か月前から「新規売上が掲載料の何倍か」「中身の改善で数字が動いたか」を整理しておくと、担当営業さんとの相談も具体的に進めやすくなります。
まとめ|掲載料は「高いか」ではなく「働いているか」で見る
最後に、今日のポイントを整理します。
- 掲載料はエリアとプランで変わり、正確な金額は営業担当への確認が確実
- 高い・安いは請求額の印象ではなく、「新規売上が掲載料以上か、理想は2〜3倍か」で判断する
- プランを動かす前に、写真・クーポン・口コミ・見つかりやすさ・予約までの流れの5つを見直す
- 順番は「中身を整える→数週間ようすを見る→それでも位置が課題ならプラン」
掲載料の高い・安いに振り回される前に、同じ枠で選ばれる確率を上げる。そこから始めてみてくださいね。