「マツエクは何本にすればいいの?」という疑問は、初めての方だけでなく、リピーターの方や本数を提案するアイリストにとっても悩みどころです。マツエクの本数は、一般的に両目の合計で表記されます。60本なら片目30本ずつ、100本なら片目50本ずつが目安です。ただし、同じ本数でも地まつげの量や生え方によって濃さや華やかさの見え方は変わります。地まつげが多い方は100本でもしっかり濃く見え、少ない方は同じ100本でも軽やかな印象になります。この記事では、60本から140本までの本数別の見た目を比較し、なりたい印象や年代に合わせた選び方を、画像と一覧表でわかりやすく解説します。
マツエクの本数は何を意味する?(両目合計・片目の数え方)
マツエクの本数とは、地まつげ1本に対してエクステを1本ずつ装着する「シングルラッシュ」の場合、装着する総本数を指します。多くのサロンでは両目の合計で本数を表記するため、「100本」と表示されていれば片目あたり50本前後が目安になります。カウンセリングの際は、その本数が両目合計なのか片目なのかを確認すると安心です。
近年は1本の地まつげに複数のエクステを束にして装着する「ボリュームラッシュ」も人気ですが、こちらは「束数(フラット・束)」で数えるため、シングルラッシュの本数とは基準が異なります。また「つけ放題」は本数ではなく、地まつげが許す限り装着するメニューで、地まつげの量によって仕上がりの本数が変わります。本数指定のメニューは仕上がりが予測しやすく、初めての方にも選びやすいのが特徴です。
本数別の見た目比較【60〜140本】
ここからは、両目合計の本数ごとに印象がどう変わるかを比較します。あくまで地まつげが平均的な量の方を想定した目安で、実際の見え方は地まつげの量・長さ・カールやエクステの太さによっても変わります。まずは全体像を一覧表で確認してみましょう。
| 本数(両目合計) | 印象 | 向いている人 | メイクの目安 |
|---|---|---|---|
| 60本 | ごく自然で、つけていることがわかりにくい控えめな仕上がり | マツエクが初めての方、職場で派手にしたくない方、まつげが少なめでも軽く見せたい方 | ノーメイクでも違和感が少ない。アイラインなしでも自然 |
| 80本 | 自然だけど目元がすっきり。すっぴんでも印象が出る定番の軽さ | ナチュラル志向の方、デイリー使いしたい方、まつげの隙間を埋めたい方 | ほぼアイメイクいらず。マスカラの代わりになる |
| 100本 | ほどよい華やかさ。自然さと存在感のバランスがとれた王道 | 迷ったら選びたい方、幅広いシーンで使いたい方 | アイラインなしでも目元が引き締まる |
| 120本 | 目元がはっきりと華やか。メイクをしたような仕上がり | 華やかにしたい方、まつげが多めでしっかり見せたい方 | アイシャドウを合わせるとより映える |
| 140本 | 濃くゴージャス。目力を最大限に出したい方向け | 華やかさ重視の方、イベントや特別な日、まつげが多い方 | フルメイクとの相性が良い |
本数が増えるほど毛と毛の隙間が埋まり、濃さと華やかさが増していきます。60本と80本の差はわずかですが、80本と100本、100本と120本のように20本ずつ増えるごとに、目元の印象は少しずつはっきりしていきます。ただし地まつげが少ない方の場合、装着できる本数に限りがあるため、無理に多くつけると1本の地まつげへの負担が大きくなります。本数はあくまで目安として、自分の地まつげの状態に合った範囲で選ぶことが大切です。
初めてのマツエクは何本がいい?
初めてマツエクをする方には、両目合計で80〜100本を起点に考えるのがおすすめです。この本数帯は自然さと華やかさのバランスがよく、仕上がりのイメージがつかみやすいためです。いきなり140本などの多い本数にすると、慣れていない目元では違和感を覚えたり、周囲から「盛りすぎ」と思われないか不安になったりすることがあります。
まずは80〜100本で自分の目元との相性を確かめ、次回以降に「もう少し濃くしたい」「もっと自然でよかった」と感じたら本数を調整していくのが失敗の少ない進め方です。付け替えのたびに10〜20本ずつ変えるだけでも印象は変わるので、少しずつ理想に近づけていきましょう。地まつげが少なめの方は、無理に本数を増やすより、カールや長さで印象を出す方法もあります。
なりたい印象・年代別の本数の目安
なりたい印象や年代によっても、選びやすい本数の目安があります。あくまで一般的な傾向なので、自分の好みや地まつげの状態と合わせて参考にしてください。
- ナチュラルにしたい:60〜90本。すっぴんでも自然に見え、つけている感を抑えたい方に。
- ほどよく華やかにしたい:100〜120本。目元に存在感を出しつつ、派手すぎない王道の範囲。
- しっかり盛りたい・ゴージャスに:120〜140本。目力を出したい方や特別な日に。
- 40代・50代の方:80〜110本を目安に。まつげが年齢とともに細く少なくなりやすいため、本数を欲張るより、上品に見える範囲で密度を整えるとなじみやすくなります。カールを控えめにすると、目元が自然に引き上がって見えます。
- 20代・30代でしっかり見せたい方:110〜140本。地まつげが元気な時期は多めの本数も映えやすい傾向です。
年代はあくまで目安で、大切なのは地まつげの量とのバランスです。まつげが少ない方は本数を増やすより密度感を意識し、多い方は好みの華やかさで選ぶとよいでしょう。ナチュラルなデザインについてや、目が大きく見えるデザインも合わせて検討すると、なりたい印象がより明確になります。
本数だけで決めない:カール・長さとの組み合わせ
実は、同じ本数でもカールや長さ、太さの組み合わせによって印象は大きく変わります。たとえば同じ100本でも、カールが強めなら目元がぱっちりと華やかに見え、カールが緩やかなら落ち着いた自然な印象になります。長さも、短めなら控えめに、長めなら存在感が増します。
つまり「本数を増やす=濃くする」だけが答えではありません。本数を控えめにしてカールや長さで印象を出せば、地まつげへの負担を抑えながら理想の目元に近づけることもできます。逆に本数が多くてもカールや長さを抑えれば、上品でナチュラルな仕上がりにできます。本数と合わせて、カール・長さ・太さのバランスを考えることが、失敗しないデザイン選びのポイントです。詳しくはマツエクの種類・カール・長さの記事や、マツエクデザイン表で組み合わせを確認してみてください。
【サロン向け】本数提案のカウンセリング
アイリストがお客様に本数を提案する際は、お客様の「盛りたい」「自然にしたい」という言葉を、具体的な本数に翻訳するプロセスが重要です。お客様が思い描く「盛りたい」と、アイリストが考える華やかさには、しばしばズレがあります。言葉だけで進めると仕上がりのイメージが食い違い、満足度の低下につながりかねません。
そこで欠かせないのが、本数別の見本画像です。「自然な80本」「王道の100本」「華やかな120本」といった仕上がりを実際に見てもらいながら、「このくらいがご希望ですか?」と確認することで、認識のズレを防げます。特に初めてのお客様や、抽象的な要望をお持ちの方には、口頭説明よりも画像を見せる方が納得感が高まります。
あわせて、お客様の地まつげの量や状態も確認しましょう。地まつげが少ない方に希望どおりの多い本数を装着すると、1本あたりの負担が増え、まつげの健康を損なうおそれがあります。「ご希望は120本ですが、地まつげの状態から今回は100本前後がおすすめです」と、根拠を添えて提案すると信頼につながります。本数の見本を用意しておくことは、提案の質とお客様満足度を同時に高める土台になります。
まとめ
- マツエクの本数は一般的に両目合計で表記され、100本なら片目50本前後が目安です。
- 同じ本数でも地まつげの量によって濃さや華やかさの見え方は変わります。
- 60本は控えめ、80本は自然、100本は王道、120本は華やか、140本はゴージャスが目安です。
- 初めての方は80〜100本を起点に、次回以降で調整するのが失敗の少ない進め方です。
- 本数だけでなく、カール・長さ・太さの組み合わせで印象は大きく変わります。
- 地まつげが少ない方は本数を増やしすぎず、負担のない範囲で密度感を整えることが大切です。
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