初回のお客様が「もう一回」を決めるのは、入店から30秒と、退店直前の1分、この2つだけと言われています。
途中の接客と施術がどれだけ丁寧でも、その2つがズレていると、退店した瞬間に「うーん、もういいか」と思われやすいです。
逆に言うと、その2つさえ押さえていれば、途中の話が多少クッてもリピートにつながりやすくなります。
この記事では、「初回の3つの気遣い」というよりは、「この2つだけは必ず押さえる」という角度で、そのまま使えるセリフまで出します。
この記事の角度
他の「初回接客」記事は「明るさ」「笑顔」「清潔感」といった「作り込めないもの」ばかりを並べて終わりがちです。
この記事では「スタッフの性格がどうだろうと、この2つを詠実にやっていれば、リピートは伸びやすい」という、性格に依らないセリフを提示します。
1つ目:入店から30秒で「余裕」を見せる
初回のお客様が一番不安を感じるのは、ドアを開けた瞬間です。
この30秒を丁寧にサポートできるサロンは、リピートズレを防ぎやすくなります。
「いらっしゃいませ」を勢いよく言うサロンは、足を踏み入れようかを迷わせてしまうことがあります。
逆に、余裕とテンポの計算されたサロンだと、お客様は「あ、上がれそう」と感じやすくなります。
事前に3つのセリフを決めておきます。
- 「○○さん、ようこそお越しくださいました」と、名前を一言
- 「今日初めましてということで、ちょっとドキドキしていたんですよ」とスタッフ側からオープン
- 「今日の仕上がり、一緒に探していこうと思います」とゴールを提示
この3つを多くとも1分以内で伝えると、お客様の肩が明らかに下がりやすくなります。
2つ目:退店直前の1分で「次」を提示する
初回のリピート率を一番動かすのが、この1分です。
多くのサロンは「もしよろしかったらまた来てください」で退店を迫りがちです。
この一言だけだと、お客様は「ありがとう」と言って帰り、二度と戻ってこないパターンが多いです。
1分の中で、以下の3つを必ずセットで伝えます。
- 今回の仕上がりの「もちの目安」(3週間、など)
- 次回の提案を「画像」で見せる(「今回よりちょっと上げたものも似合いそう」)
- LINEで不安なときに連絡していいという一言
この3つを代金をいただいているときまでに出せると、リピート率に明らかに差が出やすいです。
生のセリフ例:退店直前の1分
一例です。
「今日の仕上がりだと、たぶん三週間ぐらいでちょっと下がってきたなぁという感じになるかもしれません」
「もしよかったらという話ではあるんですけど、今回人気だったこのデザイン、次回もちょっと上げてみるバージョンも面白そうですよ」
「もし何か『ちょっと思ってたのと違う』とかあったら、LINEにメッセージだけ送ってもらえたら助かります」
このセリフをそのまま使ってもOKですし、言い回して使っても十分です。
反転の話:「途中」を頑張らない
多くの接客記事は「施術中の会話を盛り上げましょう」と言います。
でも、初回のお客様に限って言うと、これは逆効果になりやすいです。
初対面でグイグイ話し掛けられると、「会話しなきゃ」というプレッシャーが生まれて、リラックスできなくなります。
途中の会話は7割黙り、最初の30秒と最後の1分だけ押さえる、これだけでちゃんとリピートにつながりやすくなります。
NGパターン:初回で一気に距離を詰める
初対面のお客様に「お仕事何されてるんですか」「お休みの日とかどうされてるんですか」とグイグイ聞くと、「ちょっと踏み込まれた」と感じられやすくなります。
初回の距離感を詰めるのは、サロン側ではなくお客様側のペースに任せるのが安全です。
判断基準は2つ
初回の接客で、「もう一言足すか、ここで退くか」を迷ったときの判断基準は2つです。
1つ目は「お客様から質問が返ってきているか」。
質問が返ってきていれば、会話したいサインです。
2つ目は「目を閉じているか」。
施術中に目を閉じているお客様に、会話をふってはいけません。
この2軸を使うと、「接客が苦手」と言うスタッフも「途中は黙る」判断がしやすくなります。
30秒と1分、これだけ押さえる
初回の接客は、スタッフの性格を変える話ではありません。
「入り」と「出」の、わずか1分とそこからの1分だけ、そのまま使えるセリフをやる。
たったこれだけで、スタッフ全員のリピート率が揃いやすくなります。
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